明治村の写真 西郷從道邸
西郷隆盛の弟、西郷従道が接客用に建てた住宅です。
元々は東京に建っていたそうです。
外観
玄関はシンプルで、裏口と言われても信じてしまうかもしれません。
扇状に広がる階段と屋根が格好良いです。
こちらはベランダ側。
1階と2階に曲線のベランダが広がっていて、この建物の顔はこっちなのかなと思います。
このベランダ側からは良い景色が見たいですね。
こっち側のすぐ横に家を建てられたらやだなー。
ベランダの横には階段があります。
ベランダから食堂にも入れるので、ガーデンパーティのように使っていたのかもしれません。
紳士がベランダでくつろいでいました。
内観
こちらは書斎。
落ち着いた配色で集中できそうですね。
部屋自体も広いですが、窓のおかげで開放感もあります。
掛け軸を飾るスペースもあります。
和洋折衷で落ち着く空間。
こっちは食堂です。
会話を楽しんでも良し、窓からの景色を楽しんでも良し、建物を楽しんでも良しですね。
食器はノリタケが置かれていました。
西郷從道邸は建設が明治10年代、解体が明治38年なので、明治37年設立のノリタケの食器は当時は使われていなかったかもしれませんね。ヨーロッパのメーカーを使っていたのかな?
繋がっている隣の食堂は少し質素。
今の調度品が地味なだけで、同じような食堂が続いていたのかなと思います。
婦人室も用意されています。
少しこじんまりしていますが、このくらいの広さが落ち着きますね。
最後に寝室です。
部屋の広さは少し広めのビジネスホテルくらいでしょうか。
ベッドも建物に合っていますね。
この日は紅葉で窓の外も綺麗でした。
寝室には暖炉と化粧台がありシンプルな内装。
こんな部屋で暮らしてみたいです。
実際に暮らすとごちゃごちゃしてしまいそうですけどね…
案内板には寝室(男子勉強部屋)と書いていましたが、今の化粧台は女子の部屋みたい。